これまでの練習の
成果はかなり発揮できたと思っています。
まずは、最近では、力で押してしまう、喉声による発声が少なくなったこと。
小池先生のレッスンでもよく指摘されることで、響きが下に落ちないように、という意識
の醸成がなされてきたこと。特に伸ばしている音の処理の仕方は度々意識する練習を
重ねましたよね。
今回の演奏はこ の2点が既に大きいと感じています。
ただ、個々の響きを飛ばす、という部分はまだまだ課題として残っていますし、
その曲に求められるフレージング感が各自で表現しきれないなど、これから
私自身も勉強をしていかなくてはいけないと思っています。
しかし、今回大きかったのは「基本的に暗譜で臨んだこと」です。
ピアニストの橋本さんから携帯電話でコメントを下さったのですが、皆さんの響きが
指揮者の要求と上手くマッチした曲づくりにつながったようで、本人も演奏を楽しんで
いらっしゃったようですよ。
私自身、自分の棒振りで引っ張れたとは思っていませんが、皆さんの声を聴きながら
音 の出し入れを考えつつ棒を振っていても、今回は去年までとは違い、皆さんのステージ上の
「レスポンス」が早く、しかも大きかったと思える演奏でした。
そして、演奏曲が今の自分たちの目指す音楽・声づくりにマッチしたのではないでしょうか。
今回は2曲ともレガート唱を要求されるものであり、特に高田三郎先生の作品は歌詞の
表現には歌う側の懐の深さが年輪として出てきますし、大きなフレーズで歌えることで
メッセージ性も高いものとなります。
その点では「夕焼け」も同様でした。3度目のステージに載せた曲ですから、どんどん
自分たちでこう歌いたい、という思いが具体化したのではないかと思っています。
これは今回の収穫です。
「暗譜演奏はいい結果を生む」などと単純に評価するのは今さら遅すぎるとおっしゃるメンバー
もあるでしょうが、それでもこの暗譜の効果を知りながら、それを実行してこれなかったのは、
私自身の勇気と自信のなさとが原因であり、これまでの「今ひとつ感」につながっていたのでは
ないでしょうか。
少しずつ「脱皮」して行けている気がします。
岡山県合唱連盟創立70周年記念の男声の合同演奏の主軸となる合唱団です。
指揮者の山脇先生や清水先生のお力をお借りして、さらにステップアップしていきたいと
思っています。(by 指揮 松下)
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